ATPを産み出すための回路のひとつ「解糖系」を詳細まで解説します
1.解糖系の結論
解糖系はグルコースからエネルギーを生み出すことができます。
ただし、それは脂質よりは効率が悪いのです。
もし、糖新生に入ってしまったらエネルギーとしてはマイナスになってしまいます。
ですが、グルコースは瞬間的にエネルギーを得るにはとてもいいものです。
メリットとデメリットを理解して生きていきましょう。
2.解糖系
解糖系(かいとうけい、Glycolysis)とは、生体内に存在する生化学反応経路の名称であり、グルコースをピルビン酸などの有機酸に分解(異化)し、グルコースに含まれる高い結合エネルギーを生物が使いやすい形に変換していくための代謝過程である。ほとんど全ての生物が解糖系を持っており、もっとも原始的な代謝系とされている。嫌気状態(けんきじょうたい、無酸素状態のこと)でも起こりうる代謝系の代表的なものである一方で、得られる還元力やピルビン酸が電子伝達系やクエン酸回路に受け渡されることで好気呼吸の一部としても機能する。
引用元:解糖系@wiki
3.解糖系の説明の使い分け
- 初心者向けに電子伝達系でのATP換算を込みで計算
- その回路内で直接ATP換算
- 特に重要な部分のみの抽出
- 電子伝達系でのATP換算は行わない
- 物質の化学式(一部の物質のみ)
- 物質の化学式の計算(NAD+とFADを含まない・H2と扱う)
- 酵素の種類
- 補酵素
- 反応の種類
- 物質の化学式(すべての物質)
- 物質の化学式の計算(NAD+とFADを含む)
4.解糖系(入門・簡易版)
解糖系・報酬期でATPをたくさん得るために、ここでATPをあえて使って変化させます。
使用物:グルコース
獲得物:フルクトース1,6-ビスリン酸
使用ATP:2 ATP
ピルビン酸は各回路への基本物質になります。
フルクトース1,6-ビスリン酸からは2つの物質に割っていきます。
ですのでここからは2倍の計算になります。
使用物:フルクトース1,6-ビスリン酸
獲得物:ピルビン酸
獲得ATP:( 2 ATP + 1 NADH2+ ) x 2
NADH2+ = 3 ATP
とします。
獲得ATP計算1:2 ATP+ 1 NADH2+ = 2 + 3 x 1 =5 ATP
獲得ATP計算2:5 x 2 = 10 ATP:解糖・報酬期で2つに分かれたから2倍になる
合計ATP計算:10 – 2 = 8 ATP
使用ATP:2 ATP
獲得ATP:10 ATP
合計ATP:8 ATP
5.解糖系(中級・詳細版)
☆リン酸 :H3PO4
★グルコース6-リン酸:C6H13O9P
→グルコース6-リン酸
C6H12O6+H3PO4
→C6H13O9P(H2Oを保有)
★フルクトース6-リン酸:C6H13O9P
→フルクトース6-リン酸
C6H13O9P
→C6H13O9P
構造が変わるだけ
☆リン酸 :H3PO4
★フルクトース1,6-ビスリン酸:C6H14O12P2
→フルクトース1,6-ビスリン酸
C6H13O9P+H3PO4
→C6H14O12P2(H2Oを保有)
★ジヒドロキシアセトンリン酸:C3H7O6P
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→ジヒドロキシアセトンリン酸+グリセルアルデヒド3-リン酸
C6H14O12P2
→C3H7O6P+C3H7O6P
2つに分かれる
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→グリセルアルデヒド3-リン酸
C3H7O6P
→C3H7O6P
構造が変わるだけ(リン酸が3位に移動する)
☆リン酸 :H3PO4
☆水素 :H2
★1,3-ビスホスホグリセリン酸:C3H8O10P2
→1,3-ビスホスホグリセリン酸+水素
C3H7O6P+H3PO4
→C3H8O10P2+H2
水素はNADH2+へ
☆リン酸 :H3PO4
★3-ホスホスホグリセリン酸 :C3H7O7P
→3-ホスホスホグリセリン酸+リン酸
C3H8O10P2(H2Oを保有)
→C3H7O7P+H3PO4
★2-ホスホスホグリセリン酸:C3H7O7P
→2-ホスホスホグリセリン酸
C3H7O7P
→C3H7O7P
構造が変わるだけ(リン酸が2位に移動する)
☆水 :H2O
★ホスホエノールピルビン酸:C3H5O6P
→ホスホエノールピルビン酸+水
C3H7O7P
→C3H5O6P+H2O
☆リン酸 :H3PO4
★エノールピルビン酸 :C3H4O3
→エノールピルビン酸+リン酸
C3H5O6P
→C3H4O3(H2Oを保有)+H3PO4
★ピルビン酸 :C3H4O3
→ピルビン酸
C3H4O3
→C3H4O3
構造が変わるだけ(2位の水素が外れ、3位の水素が付く)
収支2:2 ATP x 2+ 1 NADH2+ x 2= 4 ATP + 2 NADH2+:解糖・報酬期で2つに分かれたから2倍になる
収支3:4 ATP – 2 ATP + 2 NADH2+= 2 ATP + 2 NADH2+:解糖・準備期で2つのATPを使ったから引く
合計: 2 ATP + 2 NADH2+ = 8 ATP
☆リン酸 :H3PO4
★グルコース6-リン酸:C6H13O9P
→グルコース6-リン酸
C6H12O6+H3PO4
→C6H13O9P(H2Oを保有)
★フルクトース6-リン酸:C6H13O9P
→フルクトース6-リン酸
C6H13O9P
→C6H13O9P
構造が変わるだけ
☆リン酸 :H3PO4
★フルクトース1,6-ビスリン酸:C6H14O12P2
→フルクトース1,6-ビスリン酸
C6H13O9P+H3PO4
→C6H14O12P2(H2Oを保有)
★ジヒドロキシアセトンリン酸:C3H7O6P
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→ジヒドロキシアセトンリン酸+グリセルアルデヒド3-リン酸
C6H14O12P2
→C3H7O6P+C3H7O6P
2つに分かれる
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→グリセルアルデヒド3-リン酸
C3H7O6P
→C3H7O6P
構造が変わるだけ(リン酸が3位に移動する)
☆リン酸 :H3PO4
☆水素 :H2
★1,3-ビスホスホグリセリン酸:C3H8O10P2
→1,3-ビスホスホグリセリン酸+水素
C3H7O6P+H3PO4
→C3H8O10P2+H2
水素はNADH2+へ
☆リン酸 :H3PO4
★3-ホスホスホグリセリン酸 :C3H7O7P
→3-ホスホスホグリセリン酸+リン酸
C3H8O10P2(H2Oを保有)
→C3H7O7P+H3PO4
★2-ホスホスホグリセリン酸:C3H7O7P
→2-ホスホスホグリセリン酸
C3H7O7P
→C3H7O7P
構造が変わるだけ(リン酸が2位に移動する)
☆水 :H2O
★ホスホエノールピルビン酸:C3H5O6P
→ホスホエノールピルビン酸+水
C3H7O7P
→C3H5O6P+H2O
☆リン酸 :H3PO4
★エノールピルビン酸 :C3H4O3
→エノールピルビン酸+リン酸
C3H5O6P
→C3H4O3(H2Oを保有)+H3PO4
★ピルビン酸 :C3H4O3
→ピルビン酸
C3H4O3
→C3H4O3
構造が変わるだけ(2位の水素が外れ、3位の水素が付く)
収支2:2 ATP x 2+ 1 NADH2+ x 2= 4 ATP + 2 NADH2+:解糖・報酬期で2つに分かれたから2倍になる
収支3:4 ATP – 2 ATP + 2 NADH2+= 2 ATP + 2 NADH2+:解糖・準備期で2つのATPを使ったから引く
合計: 2 ATP + 2 NADH2+ = 8 ATP
6.解糖系(上級・完全版)
解糖系酵素:ヘキソキナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.1
補酵素:マグネシウム(ATP4−とMg2+が配位結合した[MgATP]2−)
反応のタイプ:リン酸化
☆アデノシン三リン酸:C10H16N5O13P3
☆アデノシン二リン酸:C10H15N5O10P2
★グルコース6-リン酸:C6H13O9P
→グルコース6-リン酸+ADP
C6H12O6+C10H16N5O13P3
→C6H13O9P+C10H15N5O10P2
糖新生酵素:グルコース-6-ホスファターゼ
酵素:グルコースリン酸イソメラーゼ
EC番号:EC 5.3.1.9
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:異性化
★フルクトース6-リン酸:C6H13O9P
→フルクトース6-リン酸
C6H13O9P
→C6H13O9P
解糖系酵素:ホスホフルクトキナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.11
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸化
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
★フルクトース1,6-ビスリン酸:C6H14O12P2
→フルクトース1,6-ビスリン酸+ADP
C6H13O9P+C10H16N5O13P3
→C6H14O12P2+C10H15N5O10P2
糖新生酵素:フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ
酵素:アルドラーゼ
EC番号:EC 4.1.2.13
補酵素:不明
反応のタイプ:開裂
★ジヒドロキシアセトンリン酸:C3H7O6P
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→ジヒドロキシアセトンリン酸+グリセルアルデヒド3-リン酸
C6H14O12P2
→C3H7O6P+C3H7O6P
酵素:トリオースリン酸イソメラーゼ(TPI)
EC番号:EC 5.3.1.1
補酵素:不明
反応のタイプ:異性化(リン酸が3位に移動する)
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→グリセルアルデヒド3-リン酸
C3H7O6P
→C3H7O6P
酵素:グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ
EC番号:EC 1.2.1.12
補酵素:不明
反応のタイプ:リン酸化
☆リン酸 :H3PO4
☆NAD+ :C21H27N7O14P2
☆NADH2+ :C21H29N7O14P2
★1,3-ビスホスホグリセリン酸:C3H8O10P2
→1,3-ビスホスホグリセリン酸+NADH2+
C3H7O6P+C21H27N7O14P2+H3PO4
→C3H8O10P2+C21H29N7O14P2
酵素:ホスホグリセリン酸キナーゼ(PGK)
EC番号:EC 2.7.2.3
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の転移
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
★3-ホスホスホグリセリン酸 :C3H7O7P
→3-ホスホスホグリセリン酸+ATP
C3H8O10P2+C10H15N5O10P2
→C3H7O7P+C10H16N5O13P3
酵素:ホスホグリセリン酸ムターゼ(PGM)
EC番号:EC 5.4.2.1
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の分子内転移(リン酸が2位に移動する)
★2-ホスホスホグリセリン酸:C3H7O7P
→2-ホスホスホグリセリン酸
C3H7O7P
→C3H7O7P
酵素:エノラーゼ(ホスホピルビン酸ヒドラターゼ)
EC番号:EC 4.2.1.11
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:脱水作用
☆水 :H2O
★ホスホエノールピルビン酸:C3H5O6P
→ホスホエノールピルビン酸+水
C3H7O7P
→C3H5O6P+H2O
解糖系酵素:ピルビン酸キナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.40
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の転移
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
★エノールピルビン酸 :C3H4O3
→エノールピルビン酸+ATP
C3H5O6P+C10H15N5O10P2
→C3H4O3+C10H16N5O13P3
酵素:なし
反応:構造が変わるだけ(2位の水素が外れ、3位の水素が付く)
★ピルビン酸 :C3H4O3
→ピルビン酸
C3H4O3
→C3H4O3
収支2:2 ATP x 2+ 1 NADH2+ x 2= 4 ATP + 2 NADH2+:解糖・報酬期で2つに分かれたから2倍になる
収支3:4 ATP – 2 ATP + 2 NADH2+= 2 ATP + 2 NADH2+:解糖・準備期で2つのATPを使ったから引く
合計: 2 ATP + 2 NADH2+ = 8 ATP
解糖系酵素:ヘキソキナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.1
補酵素:マグネシウム(ATP4−とMg2+が配位結合した[MgATP]2−)
反応のタイプ:リン酸化
☆アデノシン三リン酸:C10H16N5O13P3
☆アデノシン二リン酸:C10H15N5O10P2
★グルコース6-リン酸:C6H13O9P
→グルコース6-リン酸+ADP
C6H12O6+C10H16N5O13P3
→C6H13O9P+C10H15N5O10P2
糖新生酵素:グルコース-6-ホスファターゼ
酵素:グルコースリン酸イソメラーゼ
EC番号:EC 5.3.1.9
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:異性化
★フルクトース6-リン酸:C6H13O9P
→フルクトース6-リン酸
C6H13O9P
→C6H13O9P
解糖系酵素:ホスホフルクトキナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.11
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸化
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
★フルクトース1,6-ビスリン酸:C6H14O12P2
→フルクトース1,6-ビスリン酸+ADP
C6H13O9P+C10H16N5O13P3
→C6H14O12P2+C10H15N5O10P2
糖新生酵素:フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ
酵素:アルドラーゼ
EC番号:EC 4.1.2.13
補酵素:不明
反応のタイプ:開裂
★ジヒドロキシアセトンリン酸:C3H7O6P
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→ジヒドロキシアセトンリン酸+グリセルアルデヒド3-リン酸
C6H14O12P2
→C3H7O6P+C3H7O6P
酵素:トリオースリン酸イソメラーゼ(TPI)
EC番号:EC 5.3.1.1
補酵素:不明
反応のタイプ:異性化(リン酸が3位に移動する)
★グリセルアルデヒド3-リン酸:C3H7O6P
→グリセルアルデヒド3-リン酸
C3H7O6P
→C3H7O6P
酵素:グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ
EC番号:EC 1.2.1.12
補酵素:不明
反応のタイプ:リン酸化
☆リン酸 :H3PO4
☆NAD+ :C21H27N7O14P2
☆NADH2+ :C21H29N7O14P2
★1,3-ビスホスホグリセリン酸:C3H8O10P2
→1,3-ビスホスホグリセリン酸+NADH2+
C3H7O6P+C21H27N7O14P2+H3PO4
→C3H8O10P2+C21H29N7O14P2
酵素:ホスホグリセリン酸キナーゼ(PGK)
EC番号:EC 2.7.2.3
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の転移
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
★3-ホスホスホグリセリン酸 :C3H7O7P
→3-ホスホスホグリセリン酸+ATP
C3H8O10P2+C10H15N5O10P2
→C3H7O7P+C10H16N5O13P3
酵素:ホスホグリセリン酸ムターゼ(PGM)
EC番号:EC 5.4.2.1
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の分子内転移(リン酸が2位に移動する)
★2-ホスホスホグリセリン酸:C3H7O7P
→2-ホスホスホグリセリン酸
C3H7O7P
→C3H7O7P
酵素:エノラーゼ(ホスホピルビン酸ヒドラターゼ)
EC番号:EC 4.2.1.11
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:脱水作用
☆水 :H2O
★ホスホエノールピルビン酸:C3H5O6P
→ホスホエノールピルビン酸+水
C3H7O7P
→C3H5O6P+H2O
解糖系酵素:ピルビン酸キナーゼ(不可逆)
EC番号:EC 2.7.1.40
補酵素:マグネシウム
反応のタイプ:リン酸基の転移
☆アデノシン二リン酸 :C10H15N5O10P2
☆アデノシン三リン酸 :C10H16N5O13P3
★エノールピルビン酸 :C3H4O3
→エノールピルビン酸+ATP
C3H5O6P+C10H15N5O10P2
→C3H4O3+C10H16N5O13P3
酵素:なし
反応:構造が変わるだけ(2位の水素が外れ、3位の水素が付く)
★ピルビン酸 :C3H4O3
→ピルビン酸
C3H4O3
→C3H4O3
収支2:2 ATP x 2+ 1 NADH2+ x 2= 4 ATP + 2 NADH2+:解糖・報酬期で2つに分かれたから2倍になる
収支3:4 ATP – 2 ATP + 2 NADH2+= 2 ATP + 2 NADH2+:解糖・準備期で2つのATPを使ったから引く
合計: 2 ATP + 2 NADH2+ = 8 ATP
7.参考リンク
参考
【キャラ化】解糖系をわかりやすく解説!laurel note
参考
解糖系Wikipedia
参考
解糖福岡大学理学部機能生物化学研究室
参考
解糖系~管理栄養士応援サイト~栄養士の勉強とお仕事
参考
2)解糖の10段階反応BIO-SCIENCE
8.その他ATPの関連記事
【ゆるく解説】ATPとは?エネルギーの仕組みと回路を知れば健康に繋がる
【解説】解糖系とは?反応式を中心にわかりやすくまとめてみました
【解説】クエン酸回路とは?反応式を中心にわかりやすくまとめてみました
【解説】糖新生とは?反応式を中心にわかりやすくまとめてみました
【解説】酵素とは?ATP産出に関わる酵素のみまとめてみました