日本の栄養成分表示における遅れがこのような結果になってしまったのかと考察
EAAについてはこちらの記事にて詳しく説明させていただきました。
【ゆるく解説】EAAは非常におすすめ!筋トレにも若返りにも使えるサプリ
EAA9
結論から申し上げますと、EAA9について糖質は含まれてないと考えられます。
EAA9の糖質と分類されているものは、糖原性アミノ酸とクエン酸が栄養成分検査で糖質に分類されてしまうからだと考慮しました。
以下、理由を挙げていきます。
EAA9の概要
EAA9の公式に表示されている栄養成分はこちらの通りになっています。
参考
EAA9VALX通販
- エネルギー 99.25kcal
- たんぱく質 14.30g
- 脂質 0.25g
- 炭水化物 9.93g
- 食塩相当量 0g
- ロイシン 5500mg
- イソロイシン 1500mg
- バリン 2000mg
- スレオニン 1000mg
- リジン 2500mg
- メチオニン 500mg
- ヒスチジン 500mg
- フェニルアラニン 1000mg
- トリプトファン 150mg
- βアラニン 3000mg
わかる範囲ではここまでです。
炭水化物が含まれてしまっている件について
炭水化物が含まれてしまう原因について筆者がネット上で拾えるだけの情報で集めてみました。
まずは検査機関の例を出し、その検査内容がどういう風になっているかを確認しました。
栄養成分表示の検査機関例
参考
栄養成分分析(料金)日本食品機能分析研究所
参考
食品栄養成分及び微量成分分析株式会社食環境衛生研究所
参考
成分分析食品微生物センター
栄養成分表示の仕方など
日本における栄養成分表示の検査機関では、大きな傾向ですが
エネルギー、水分、たんぱく質、脂質、炭水化物、灰分、食塩相当量についてはセットで1万円前後です。
それ以外の成分についてはオプションで追加料金を支払う形で追加検査をするようです。
- アミノ酸のうち、糖原生アミノ酸はどうしても少数が炭水化物(糖質)に分類されてしまうことが分かっています。
- クエン酸は申告しない限り、通常は炭水化物(糖質)に分類されてしまうことが分かっています。
このことは山本義徳先生本人とVALX代表の只石昌幸さんからTwitter上でアナウンスがされています。
また、只石昌幸さんのブログでもそう明記されています。
参考
EAA9開発への挑戦!『とにかく本物を作るんだ!』レバレッジ社長 只石昌幸、大いに語るフィットネスメディアコマースLEVERAGE
●それをいったい、どういう風に美味しくさせたんですか?
そこでね、また違うこだわりが生まれちゃったのが、「美味しくさせたい。かといって身体によくない添加物とかは使いたくない!」。
ということで行きついたのが、クエン酸を使って、よりサッパリさせようと。
目指したのは、トレーニング中につるっと飲めるような味ですね。ということで今の味に行きついたんです。
ただ、日本の糖質の表記的にクエン酸って糖質なんですよ。だから成分表記のところで糖質が多くなる結果になってしまって。
でもクエン酸に含まれる糖分なので、皆さんが心配されるほど糖分入ってないんですよ!
twitter:只石昌幸さん
そうなんですよ、、、日本の検査方法と表記規定だと、クエン酸に含まれる糖も、炭水化物表記となってしまいます。なお、さらに調べると、アミノ酸自体も糖として数値に含まれているようです。
— 只石昌幸/VALX代表 (@kodawari_ceo) December 14, 2019
twitter:只石昌幸さん
また、検査は、セコンドオピニオン的な機関にも出して、より、精査してます。
とにかく、
本物を、丁寧に。この姿勢で続けさせてください。
— 只石昌幸/VALX代表 (@kodawari_ceo) December 14, 2019
twitter:山本義徳先生
実は味の調整や疲労回復作用を狙って入れたクエン酸が、糖質として分析されてしまっていたようです。 https://t.co/xV7sEOq55l
— Yoshinori Yamamoto (@claymoreberserk) November 10, 2019
検査機関での検出結果からどういう風に検出されたかの予想
あくまでも筆者が考慮した形での栄養の振り分けですので、参考程度にしてください。
本気でこうだと受け取ってはいけないです。ほんとに怒られるかもしれない。
アミノ酸成分は多分VALX会社側で実際に入れた量をそのまま発表しているものだと思うので数値はそのまま適用します。
ケト原性アミノ酸は糖の化学式にはなっていないはずなのでたんぱく質100%と分類します。
両原性アミノ酸は糖の化学式が一部含まれているのでたんぱく質50%糖質50%と分類します。
糖原性アミノ酸は糖の化学式が一部含まれているのでたんぱく質50%糖質50%と分類します。
βアラニンについては遊離アミノ酸なのでとりあえずたんぱく質100%と分類します。
クエン酸が含まれているとアナウンスしているので、炭水化物に加えます。
- エネルギー 99.25kcal
- たんぱく質 14.30g(下リストの合計14.325g)
- ロイシン 5500mg
- イソロイシン 750mg
- バリン 1000mg
- スレオニン 500mg
- リジン 2500mg
- メチオニン 250mg
- ヒスチジン 250mg
- フェニルアラニン 500mg
- トリプトファン 75mg
- βアラニン 3000mg
- 脂質 0.25g
- 炭水化物(糖質) 9.93g(下のリストの合計9.4g)
- ロイシン 0mg
- イソロイシン 750mg
- バリン 1000mg
- スレオニン 500mg
- リジン 0mg
- メチオニン 250mg
- ヒスチジン 250mg
- フェニルアラニン 500mg
- トリプトファン 75mg
- βアラニン 0mg
- クエン酸 6000mg(予想)
- 食塩相当量 0g
こう考えると栄養成分とアミノ酸含有量からの整合性についてはじっくり来そうな感じがしそうですが、いかがでしょうか?
なぜ糖質を入れなかったのか?
ちなみになぜ糖質を入れないかというと、例えば海外のマイプロテインのimpact EAAってそもそも糖質を入れていないのです。
山本義徳先生が監修しているのであれば、まず糖質は入れないはずなんです。
もし入れちゃったら海外の既に売られているEAAと違い、糖質が入っていることによりマイナス点になってしまうのでこんなことはわざわざやらないはずだと思います。
- エネルギー 0 kJ/0 kcal
- 脂質0 g
- うち飽和脂肪酸 0 g
- 炭水化物 0 g
- うち糖類 0 g
- 食物繊維 0 g
- タンパク質 0 g
- 塩分 0 g
- L-ロイシン 3 g
- L-リジン 920 mg
- L-イソロイシン 750 mg
- L-バリン 750 mg
- L-トレオニン 730 mg
- L-フェニルアラニン 360 mg
- L-トリプトファン 230 mg
- L-メチオニン 220 mg
- L-ヒスチジン 200 mg
自身体験談から
筆者がケトジェニックモードになっている間にEAA9を飲んでいました。
そのうちある一日だけを抽出し、考察します。
おはようございます✨
本日は今朝二時間テニスを行い、起床後の摂取物はEAA9の45gのみです。
昨夜の糖質は完全オフ
現在ケトモード実施中です。そんなわたしの現在のケトン値は「3.45」標準的な数値です。
もし本当に炭水化物の糖質が入ってるのであれば多分ケトン値は0に近づくはずなんですよ🤔 pic.twitter.com/nFBHX1U64r
— 🎗️☘️れいちゃん@ケト&筋トレ&美容☘️ (@raystellar_m) December 14, 2019
ケトジェニックモード実施中にこの写真のように「3.45」と表示されています。(写真が表示されなかったらすみません)
この日に限っては、朝の計測を忘れてテニスの練習をしてからの帰宅後にケトンメーカーで計測しました。
ツイートにある通り、昨夜は完全に糖質オフ、起床後から口から入れたものはEAA9の45g分のみです。
れいちゃん
そうしたらケトン体が少なくなりますので、ケトンメーカーでの数値は下がっていきます。
完全にケトン体がなくなれば「0.00」になります。
一般の日本人のバランスのいい食事をしている方はほぼ「0.00」を示してしまうと思います。
理由は糖質を摂っていて、ケトン体回路が開通しないからそもそもケトン体が検出されないからなんですね。
普段の推移は「3.00」~「4.00」で推移しています。
計測時間は毎朝起床後です。起床後が一番安定して数値を出せるからです。
それとほぼ変わらない「3.45」なので、糖質は入っていないと思います。
ケトンメーカーについて
呼吸でケトン体の量を測ることができる機器があります。
0.0の読みは、その人がまだケトーシス状態にないことを意味します。
0.1-0.5の読みは、人がケトン症の軽い状態にあることを意味します(主なエネルギー源として脂肪が体によって使われる過程が始まりました)。
0.5-3.0の読みは、人がケトン症の完全な状態にあることを意味します。これは、最適なケトンゾーンです(脂肪が主なエネルギー源として体に使われる過程)。
3.0以上の測定値は、その人が飢餓状態にあることを意味します。
5.0を超える測定値は、人がケトーシスが多すぎて医療を必要としていることを意味します。
7.0以上の測定値は人がケトアシドーシスにあることを意味します。引用元:ケトンテスター@Amazon
飲んでみた感想
れいちゃん
今までの他のEAAとは全然違うなと思いました。
筆者が特に重要視しているのは飲んだ後の後味が残るか残らないかです。
このEAA9は後味が全く残らず、人工甘味料の甘みがずっと口の中に残らないです。
クエン酸のおかげでアミノ酸そのものの苦みがうまく消されていました。
ですので、非常にいい製品だと思います。
今までEAAが怖くて入れない方にも、入門的にお勧めできると思います。
多少値段が高いのはネックなのですが、βアラニンが含有されていることを考慮しましてもいい製品だと思います。
βアラニンは確か原料がとても高かったような気がするんですが。
βアラニンについての記事はVALX代表の只石昌幸さんのブログにて詳しく書かれていましたのでそちらへご覧になってください。
参考
ベータアラニン(カルノシン)の科学的エビデンスまとめフィットネスメディアコマースLEVERAGE
参考
ベータアラニンという疲労回復&持久力アップに効果的とさせるアミノ酸とは?フィットネスメディアコマースLEVERAGE
おわりに
れいちゃん
筆者の経験した上でのこと、食品検査の仕組みなどを考慮しても糖質は入っていないと思われます。
筆者自身、Twitter上でVALX代表の只石昌幸さんとたまにやりとりをしていく内に、只石昌幸さんのEAA9への意気込みに本物の熱気を感じました。
おそらくですが、クエン酸が炭水化物に分類されてしまうことでびっくりされたんだろうと思います。
そのことから、「検査機関は1つだけでなくセコンドオピニオン的な機関まで出してより精査していく」とアナウンスしていました。
相当な本気がうかがえると思います。
ビジネスマンだけでなく女性の方にもおすすめしたいです。
是非手に取ってはいかがでしょうか?